カイトの英語指導

こんにちは。
横須賀市の学習塾カイトゼミナール代表中村です。

今日は英語学習について、カイトゼミナールが大切にしているポリシー(及びマニフェストというかシラバスというか)をご案内いたします。
中学生・高校生・高卒生の皆さんの英語学習の参考になれば幸いです。

カイトの英語指導で大切にしていること

カイトゼミナールでは、中学生から高卒生までが英語を学習しています。

カイトの英語指導の目標

カイトの英語指導の目的はシンプルに

  1. 大学受験で英語を得点源にする(最低限足を引っ張らないようにする
  2. 高校受験・定期テストで大学受験で英語を得点源にする

の2点です。

目標達成のために

この目標を達成するために、どの年代の子達にも強く求めているのは、誰にも負けない圧倒的な「語彙力」と「文法」の力です。

このカイトの大切にしていることは、ややともすると、昨今のコミュニケーションを重視する流れ、及びそれに付随した「英語4技能」を重視する流れからは逆行しているように思われるかもしれません。近隣のある中学校では、「英文和訳・和文英訳は意味のある学習法ではありません」とおっしゃっている先生がおられることも承知しています。

確かに、その学校の定期テストでは、英文和訳・和文英訳は出題されません。それに伴い、「定期テスト対策として」、英文和訳・和文英訳を練習させることは私もしません。

しかし、英文の意味を正確に把握することと、自分の言いたいことを正しく相手に伝えることはコミュニケーションを取る上でも、テストで点数を取る上でも重要であり、それらを鍛えていくことが不可欠であると考えます。

復文という学習法

先ほど、カイトの掲げる目標を達成するために圧倒的な「語彙力」と「文法」の力を養成したいと申し上げました。そのための方法論として、カイトでは令和4年度は特に「復文」という学習方法を推奨し、実践していきます。

復文とは?

復文は、「英語を日本語に直し」、その後で「日本語を英語に直し、元の文を復元する」学習方法です。間違えたところは訂正し、間違えた理由を確認します。そして、繰り返しこの復文を行うことによって、習った文法事項や、英語の表現を定着させていきます。

理解していない文を復文してもあまり効果はないので、学習した文法事項を中心に復文をすることをおすすめします。

また、耳で聞いた英語を書き出すディクテーションや、耳で聞いた英語の意味を答えること、または、言われた日本語の意味を英語に直して話すことなど、復文を応用することで、「読むこと; Reading」「聞くこと; Listening」「書くこと; Writing」「話すこと; Speaking」の英語4技能をバランスよく鍛えることができるのではないかと思います。

復文自体はもともと漢文の学習法だったようですが、英語4技能隆盛の昨今の英語学習において、古くて新しいこの「復文」という学習法は、まさに「令和の英語のスタンダード」となりうる学習方法ではないかと考えています。

復文について詳しく知りたい方向け

復文については、駿台予備学校の田中健一先生がSNS等でよく発信されています。

今回はこちらを紹介しておきますので、ご関心があればご覧ください。

中学生の英語の授業

前述のようなポリシーで、カイトでは、以下のように中学生英語を指導します。

まず、1週間に2回通塾していただきます。1コマは45分です。

常葉中でいうと、3年生の第3回定期テストが終わるまでは中1・2・3年生いずれも下記の授業スタイルで行います。中3の第3回定期テスト以降は県入試対策を行います。

1コマ目

WinPassという塾専用教材を用いて、学校進度よりも早めに文法事項を先取りして学習します。

文法事項の解説と、その定着を図るやさしめな問題(確認問題)の演習を交互に、スモールステップで進めていくことで、無理なく理解し、進めることができます。先ほども述べたように、意味や構造を理解しないで復文をするのはあまり意味がないと思っているので、当たり前のことではありますが、丁寧にわかりやすく授業を行います。

宿題は、WinPassの解説ページに載っている例文の復文とディクテーション、できれば音読を1日10分程度やってもらいます。1日で大量にやるより、毎日少しずつコツコツとやることをお願いしています。この例文の復文テストとディクテーションテスト、スピーキングテストは2コマ目冒頭に行います。

2コマ目

1コマ目でやったWinPassの例文の復文テスト(英語→日本語 / 日本語→英語)とディクテーションテスト、そして、中村が話した日本語を英語に直すスピーキングテストを中心とする授業です。45分の半分を使ってこれらのoutput活動を行います。

後半は、神奈川県の公立高校入試に見られる「超」長文対策として、1年生から、英語リーディングの問題を扱います。

翌週までのHWとして、復文の継続とWinPassの基本問題を課します。

高校生・高卒生の英語の授業

大学受験を目指す高校生・高卒生(・中高一貫校の中学生)の英語指導では、「ステージ」制を採用、螺旋状に英語力をアップさせる「スパイラル学習」であなたの英語力を底上げします。

カイトの「ステージ」制の英語指導

カイトの「ステージ」制は、時期と理解度に応じて、少しずつ着実に成績を上げる仕組みです。

ここでは、標準的なケースを想定して書いていきます。英語が極端に苦手な方、逆に英語がものすごく得意な方は、適宜扱う教材を調整して、着実に志望校合格への道を歩めるよう指導します。

1st Stage:基礎力養成期間 (文法+基礎レベルの単語の習得)

この期間は、中学レベルの復習から始めて、高校英文法を概観します。そして、演習を通じて文法事項を定着させていきます。

授業では、中村が英文法を板書 (オンライン受講の場合はスライド)で解説します。品詞の働きや文の構造を丁寧にわかりやすく解説しますので、英語が苦手な方も安心して受講いただけます。

文法の説明は、基本オリジナル教材ですが、復文用教材として、『英文法基礎10題ドリル』を使用します。中学生の授業でも述べましたが、次回の授業や、自習に来ている子は毎日、中村が復文テストをしますので、まずはその復文テスト合格に向けて学習に取り組んでもらいます。

また、『クラウンチャンクで英単語Basic』を用いて、中学レベルの単語から、英検準2級レベルくらいまでの単語を「完璧に」覚えていただきます。

こちらも英語→日本語 / 英語→日本語に自由自在に直せるようにトレーニングします。とりわけ、ただただ単語だけを覚えるのでなく、「チャンク」と呼ばれることばのかたまりで覚えてもらうので、英語4技能をバランスよく鍛えることができます。

2nd Stage:英文解釈力養成期間 (英文法定着・英文解釈基礎・大学受験レベルの英単語習得)

『英文法基礎10題ドリル』の姉妹書である『英文読解入門10題ドリル』を用いて、1st Stageで学習した英文法の復習及び、英文法の知識を使って、「一文を正確に読む」練習を行います。主語と述語動詞の把握を中心に、長文読解に入るための基礎を強固なものにします。

また、『クラウンチャンクで英単語Advanced』を用いて、英検準2級レベルの単語から、英検準1級レベルまでの単語を、志望校のレベルに合わせて必要な部分を「完璧に」覚えていただきます。

加えて、学校で『スクランブル』『Next Stage』の類の英文法・語法の問題集が配布されている場合、それらを用いた問題演習も行います。

1st Stage内容を忘れることがないよう、定期的に復習を行いつつ、より高いレベルへと持っていくステージです。

3rd Stage:英文解釈演習期間 (日東駒専以上レベルの英文解釈力・単語力養成)

2nd Stageで養った英文解釈の力をさらに上げていきます。

『入門英文問題精講』を用いて、旧センター試験や各大学の過去問から厳選された72題の精読を通じて、英文を読む力を高めます。

チャンクで英単語Advancedや英文法・語法のトレーニングも継続して行います。

4th Stage:演習期間 (問題演習中心)

この期間は英語長文の読解、共通テストの過去問や予想問題演習、志望大学の過去問10年分の演習など、今までのステージで培ってきた英語力を活かして、問題演習をしまくる期間です。

代ゼミの仲本浩喜先生が「栄光の200題」と言って、夏以降英語長文の問題を200題解くように受講生に指示を出しています。私もそれに倣い、最低200題の演習を義務付けます。令和3年度のカイト1期生の高3生は、遅くとも12月中旬には200題こなせていたので、令和4年度も「栄光の200題」を踏襲しようと思っております。

カイトの英語で目標達成を

中村がカイトゼミナールで一番メインであり、こだわりを持って指導をさせていただいている科目が英語です。

英語は1番、努力した分、学習した量が反映されやすい科目だと思っています。また、英語はいわゆる文系・理系問わず大学受験に必要な科目であり、大学受験を制するためには英語が欠かせません。

英語ができないために、大学進学の夢を諦めて欲しくない。

そういった意味も込めて、カイトでは最も英語に力を入れていますし、最も自信を持ってお送りする授業が英語です。

横須賀エリアの皆さん、英語を鍛えたいという人は是非カイトゼミナールに来てみてください。

確実にあなたの英語力を底上げすること請け負いです。初年度のため人数は少ないですが、今年の大学受験の実績をご覧いただければ、みんな着実に英語力をつけて目標達成してもらえていることがご理解いただけると思います。

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